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2004/12/27

ドンキが狙われている

■昨晩,日曜日,ひさびさに部屋でテレビを見ていたら,この時間帯で唯一のニュース番組はフジテレビ「情報ライブEZ!TV」だった。森本毅郎氏・小島奈津子氏がキャスターの番組。

■久米弘氏の「ニュースステーション」以降,同じような番組が各局濫立した。しかし,そういった番組では,メインキャスター自身の考えがどこにあるのか曖昧なことが多く,言っているか言わされているのか,その意見に愚鈍さを感じてしまうことさえある。

■未明,またドンキが放火されたらしい。今度は世田谷の店だ。
例によって衣料品の売場が火元になり,あっというまにほぼ全焼の有様。
連続放火魔による単独犯罪なのか,連鎖自殺さながらの連鎖放火,なのか,いずれにせよ社会の病理が深く関わっているのは自明だ。

■この番組では,なぜかドンキの消防法違反のことばかり伝えていた。おかしい。
確かに,火災になった際の避難路の確保等,法律で必要と定められていることがらは,店舗を経営管理するならば最低限に守らなければならないことではあるが,それを報道するに至るまで,それ以前に調べ,かつ伝えなければならないことを省いてはいないか?

■何よりもこれは放火事件である。放火は重罪である。これが一言も語られていない。
たとえ消防法に違反している店だろうがなんだろうが,火をつけてはいけないのだ。火をつけた奴がいちばん悪い。憎むべきは放火魔だ。もしかしてこれは「テロ」か?と疑う発言も今時ならばあっていい。

■消防法の違反と,最初の火災時に死者を出してしまったことは関わりがあり,その点においてドンキの罪は軽くないが,消防法の違反と,放火された事の関連性はまだ証明されていないのだから,これは別のことだ。
この番組ではここを理由無く短絡していたように思う。

■消防法に違反しているから放火されたのか?
うん,もしかしたらそうなのかもしれない。
しかし,そんな因果はどこにも証明されていない。番組でも言及しない。なのに,なぜ,そのことばかり言い立てる。

消防法に違反しているから放火されたというのであれば,その理由をまず述べなければならないし,世の中のドンキ以外の別の店舗での消防法の規定への遵守状態はどうなっているのか,それを調べ,伝えるべきだ。そういった店に警告を発するためにも。

■確かに,ドン・キホーテは,アウトサイダーだ。
新興勢力であり,今までになかったことをたくさんしてきた。既存業者のしていなかったこと。スキマをついてきた。同業者にも敵が多いだろう。深夜営業では,近隣住民の非難にあったり,決して歓迎されていない面もあった。
しかし,ここまで店舗数を伸ばし,売上げを伸ばしてきているのは,より多くの顧客に利用されているからに他ならない。「ドンキ」という愛称も,すでに定着している。いまや「ドンキ」に匹敵する店は無い。

ドンキを攻撃するのは簡単だ。しかし,今や利用者(世論)はドンキを応援したがっているのではないか?
私はそうだ。ドンキも襟を正すべき点があるが,それは放置しておいてもドンキに利することもないのだから,間も無く解決されるだろう。
それよりも問題は,放火魔だ。ひとごとではない。誰が放火を止めるかだ。その術を,報道してほしい。

■そんな中,ドンキの株価が下がっている。ドンキが狙われている。

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