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2006/05/30

共著のメリットってなんだろう。

■友人がまた,を書いた。

 「知・静・遊・具」編集部という,著者名だ。
 その筋では著名なメンバーが5人くらいが集まって各章を担当しているとのこと。

 さて,この際の,著者側および出版社側のメリットは何だろう。
 そう,ビジネスとしての評価だ。苦労して本を書いても,それなりの効果がないとつまらない。

■まず著者として。

 自分の名前で本を書くだけで満足。というのがある。

 著作料がいくらでも入れば満足。というのもあるだろう。

 前者は,自伝や詩集のような自費出版,協力出版にみられるような,自己の満足を得るという意味合いもあるだろうし,商業的には,それが自分のステータスになるし,ともすれば他の著作への誘いや,講演会などの別の仕事のオファーがくるかもしれない。それは本業に関連する内容の本ならば尚更である。

 後者は,契約形態にも寄るだろうが,複数で著作することで,自分の取り分が減るのは確かだ。
 とはいえ,それは全体を占める自分の書くページ数によって分割されることがほとんどだから,著作量に応じた報酬は受け取れるだろう。

■しかし,せっかく本を出したのだから,それだけではつまらない。売れれば売れるほど達成感があるだろうし,上記の2点の効果も引き立つ。

 複数名で著作していれば,自分の名前が大きく出ていなくても,他の著者の関係の人たちも買う。5人なら単純には5倍になる。そして,他の著者の読者も引き寄せることができるかもしれない。

 また,著作を共同にすることで知り合い,知己を見出すこともあるだろう。それが今後のビジネス(でなくても活動)に与える影響は大きい。

 そういったことが,共著ならではのメリットなのだと思う。

■さて,出版社としてのメリットはどうだろう。
 ほとんどが前述の著者のメリットと同一としている。

 著作料については,1人でも5人でも同額にできるだろう。1冊は1冊なので。それを各著者に分割して支払ことになるから,変わらない。と考えていいだろう。

 著作作業が分業されることにより,責了までの期間が短くできる。時間は,コストである。実際に作業している時間が同等であっても,とりかかりから終了までの期間が短いということは,それに関わっている時間が短いということ。これは小さくない。

 また,著作作業や校正作業が多少延びたとしても,それぞれ分担した量の範囲内であるから,影響は少ない。

 全編通してのそのつどの構成立てのチェックや,素読み校正読みの手間が必要なくなり,各章ごとにUPできるのは,効率的だ。

 コスト面でも然り,そして,次の販売活動への意識の転換も早くできるだろう。

■そうそう,共著というのは,著者として一本立ちする前に手がけることが多いのだが,彼は,ベテランであるから,それにはあてはまらない。同時進行で一人でも著作を出している。

 ちなみにその「彼」のブログはこちら

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