2006/09/15

資格は抜け道?

過去最低の10%、2006年一級建築士学科試験の合格率(2006/09/13)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/free/NEWS/20060913/131726/

■構造計算書偽造事件の余波だとか。
 わかりやすすぎる。

 でも,試験を難しくしても,意味ないでしょうが。

 それよりも,借金はないかとか,
 女や賭け事などに浪費していないかとか,
 動機や倫理面で問題ないかとか。
 そういう調査をするならわかる。

 資格を利用した犯罪を防ぎたいなら,逆に,そういう審査をすべきだと思う。

■あー,そうか。
 だからみんな資格を取ろうとするってのもあるのか。

 事業資金として,お金を借りようとすると,
 銀行から所有する資産や事業の実態を審査されるからね。

 担保となる不動産を,会社か代表者が持っているか。
 経営状態に不安はないか。代表者に問題がないか。

 経営がうまくいっていないから,お金が足りなくなるわけで,
 銀行も結局は貸すことができない。

 順調に設備投資ができている会社は自費でやってるし,
 大企業は,株式市場で無利子のお金を集めているから,
 銀行の出る幕は,本当に少なくなった。

 だから無担保でも個人向けに高利貸しを始めたけれど,
 それも法改正で利率が制限されそう。

 やっぱり,セブン銀行が先鞭をつけ,いままでの金融界の常識を覆した,手数料での商売をはじめなければならない。それも同時に始まってはいる。
 そうなるとまた客が逃げそうな気もする。

■話しを戻して,

 資格は担保になるってことだな。
 銀行に対してってだけでなく,資格によっては元手なしでそのままお金を生むこともできる。

 何かの事情で,お金を借りたくなったら,または,お金を借りられなくなったら,金策に走るよりも,資格取得を真剣に考えた方が良いかもしれない。

 え,そんなん考えずしても,今時,まずは資格取得に向かうのが常識?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/18

性善説,性悪説。

美舟さんのブログでコメントとして書いたものだが,普段考えていることのひとつでもあり,最近考えていたこととつながる話でもあるので,ちょっと内容を補足しつつ,ここに記載しておく。

 人間,もともと,素の状態では,善なの?悪なの?
 なんて,とても抽象的な設問なんだけれど,自分の大雑把な考えはこれ。

善も悪も無く「ただ生まれてくるだけ」だと。
 きれいも汚いもない。それらは他人が決めること。他人との関係の中で決まってくること。

 生まれたばかりは,世の中には自分だけなんだから,自分が一番。
 自分が王様,女王様,誰の制約も受けていない。

 善か悪か,他人(世の中とか社会とか)との関係の中で,弱い自分が庇護され生き延びるためにそういうのを決める必要があるだけなのでは。

 いうなれば,生まれたばかりは,自分ひとりだけなら,自分は絶対的な善で正義で,それを脅かすものが悪。

 しかし生き延びるためには立場の逆転が。ひとはひとりでは生きてはいけない。

 生まれながらに罪人,と先手を打って定義してしまうキリスト教は,なかなかやるなと。

■要するに,生まれながらに自分が善で正義だと確信している生き物(個体)は,周囲(社会)にとって悪でしかないともいえる。

 そもそも自分の身に危険が絶対に降りかからなければ,悪なんてないんで。
 そうなったら,自分の正義で,人殺しも戦争もアリ。(自分以外にとっちゃ悪に限りなく近いんだけれどね)

 だけど安全を実力で確保することになると,勝ち残った人しか善人になれないので,人数の多い「悪人たち」に容易にひっくり返されてしまう。
 そんな繰り返しの歴史の中で,より多くの人が善人になれる今の形に落ち着いているのだと。

 善悪というよりも,相手のhappyを侵食せずに自分のhappyを確保するというのはややこしいことなので,みな苦労するということなんじゃないかと。

■つまり,こうも言える。
 何も知らない=純粋無垢,罪のない。→善。 とするか,
 何も知らない=愚かで迷惑な存在。→悪。 とするか。

 被害を及ぼした場合,知らなかった,わからなかった,ならば,許されるのか。

 逆に,自分の思うようにいかなかった場合,知らなかった,わからなかった,ならば,被害者なのか。自分に責任はないのか。

■これは社会的弱者にも言える。

 自分は病気だ。ケガ人だ。つまり弱者だ。なのにこんなことするとはひどいやつだ!

 一般的にはそうだ。

 弱者は守らなくちゃいけない。みな弱いほうの味方をする。自分だってとりあえずはそうする。弱気を助け,強気を挫くのがヒーローだ。正義だ。

■しかし,いつでも,いつまでも,自分を弱者の側においておきたい人がいるのも事実。

 こんなかわいそうな自分にこうするなんて,なんてひどいんだ!
 自分は一生懸命にやってきただけなのに,なんでこんな目にあわなくちゃならないんだ!

 いつだって,いつまでだってそういっている。

■また,都合が悪くなると,そっちに逃げ込む人もいる。

 それがずるいことだって,自覚があればいいよ。
 たまに自分も使ったりする,こういう卑怯なやり方。
 たいていの場合は,まわりも良くしてくれるし,居心地がいい。

 自分のせいじゃない,自分は悪くない,人にせいにして愚痴ったりすると,すっとするときは確かにある。

■ただ,そればっかりしている人の近くには寄らないほうが良い。

 困っている人の話を聞いてあげるのはいいことだけれど,相手がそういう性分の人だった場合,いつか自分も言われるほうの側になる。そしてまたそこへ「善意の人たち」が集まる。間違った正義感を抱えた人たち。自分はすっかり悪人に仕立て上げられる。

 なんてことにもなりかねない。

■どうすれば防げるのか?

 いらぬおせっかいを焼くなって? うん,それもある。
 でも,困っている人を,悲しんでいる人を,ほうっておくことは,できないしさ。

 一番わかりやすいのは,
 「への字口」をしている人には,近づくなってことだ。



 …そして,もうひとつ,大切なことを書こう,

 ときおり鏡を見て,ほら,への字口になっていないかい?

 そんな自分を見つけたら,すぐさまにニカッと笑って,口元にその形を思い出させよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/05

「中国が愛国キャンペーン(共同通信)」だそうだ。

@nifty:NEWS@nifty:中国が愛国キャンペーン(共同通信)

■↑なんだか,言いたい放題,やりたい放題,されてますな。

 言われっぱなし,やられっぱなしなのは日本だけなんじゃないかと,みんな気づいてしまったぞ。

 どうする?

■穏便な表現をすれば,それはお互いのためによくないんじゃなかろうかと。

 はっきりさせたい。ということなんでしょうか?

 確かに,核もあるでしょう,経済力も,政治力も,ついてきたことでしょう。

 こちら丸腰なんですが。

 こんなに赤字になっていても,あなた方の国にいまだに経済援助,してるんですが。

■そもそも「愛国」とは,国を愛することで,他国を憎んだり蔑んだりすることではない。ということがわからない。というのが,どうも,困ったものです。

 自国を愛することを教えるならば,他国も愛することを教えないと,いけませんよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/12

口真似,身振り・手振り。

■久々の記事作成。
 ここへの書き込みがあまりに久しぶりすぎて,どんな文体だったか忘れちゃってる。
 と,調べてみたら,年始の挨拶やら,@Niftyの14年の報告やらはおいといて,「です・ます調」を基本にってとこか。
 はい,了解。

■さて,本題。
 TVのタレントさんでも,巷でも,耳にする会話に「口真似」が多くなってきたなーと。
 口真似を交えて,身振り手振りで話してくれる相手がいることが,まず楽しいことで,うらやましいことです。

 でも待てよ。
 それでわかりやすいかといえば,どうなんでしょ。
 「それで,何が言いたいの?」なんてことも少なくないような。

 うーん,これはもしかして「言葉の表現力の欠如」では?

 伝聞した内容を,自分のこととして把握できず,
 更に自分の言葉としてうまく表現できないのでは?

■口真似に伴っているのが,身振り手振り。
 口真似を加えつつ,身振り手振りで話すのは,子供の話し方の特徴ですよね。

 つまりそれは,語彙が貧困であったり,論理的な組み立てをしつつ話すことができないということです。

 そういえば,演劇のセオリーとしても,「秀才君」は不動で話すってことになってます。
 それでいかにも優秀な感じが出せたりする。

 今までこれは,優秀な人間は理論的過ぎて,感情の起伏が乏しい(人間的・人情的ではない)という意味合いで,こういう話し方をするのではと思っていたのですが,実はそれと同時に,これはつまり,秀才ゆえに「言葉ですべてが表現し切れている」ということもあったのか,そして,最近よく見かけるようになった,口真似,身振り手振りの会話はその逆側になるのかと,すとん,と腑に落ちてしまいました。

■そういえば,不慣れな外国語を話すときにも,身振り手振りが多くなります。

 それが外国流の「表現豊かな」会話の仕方なのかしらと思わされてきたところさえありましたが,この考え方によると,つまりそれは「未熟な外国語を補うためにしていることに過ぎない」ということになります。

 そしてもし,外国人同士でもそういった身振り手振りの会話がされているのならば,その言語自体が身振り手振りに補われる必要があるのか,はたまた,その言語を扱う人たちがそれなりの言葉しか持ち合わせていないからってことになります。

 近年国内でよく言われている,言葉の乱れ,語彙の貧困さ。外国の後追いをしてるっってことかしら。

 「声に出して読む日本語」とかいう本が少し前に話題になりましたが,身振り手振り,口真似を排して会話の練習をするってのも,語彙の減少を防ぎ,論理的な思考を育てるためには効果的かもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004/12/27

ドンキが狙われている

■昨晩,日曜日,ひさびさに部屋でテレビを見ていたら,この時間帯で唯一のニュース番組はフジテレビ「情報ライブEZ!TV」だった。森本毅郎氏・小島奈津子氏がキャスターの番組。

■久米弘氏の「ニュースステーション」以降,同じような番組が各局濫立した。しかし,そういった番組では,メインキャスター自身の考えがどこにあるのか曖昧なことが多く,言っているか言わされているのか,その意見に愚鈍さを感じてしまうことさえある。

■未明,またドンキが放火されたらしい。今度は世田谷の店だ。
例によって衣料品の売場が火元になり,あっというまにほぼ全焼の有様。
連続放火魔による単独犯罪なのか,連鎖自殺さながらの連鎖放火,なのか,いずれにせよ社会の病理が深く関わっているのは自明だ。

■この番組では,なぜかドンキの消防法違反のことばかり伝えていた。おかしい。
確かに,火災になった際の避難路の確保等,法律で必要と定められていることがらは,店舗を経営管理するならば最低限に守らなければならないことではあるが,それを報道するに至るまで,それ以前に調べ,かつ伝えなければならないことを省いてはいないか?

■何よりもこれは放火事件である。放火は重罪である。これが一言も語られていない。
たとえ消防法に違反している店だろうがなんだろうが,火をつけてはいけないのだ。火をつけた奴がいちばん悪い。憎むべきは放火魔だ。もしかしてこれは「テロ」か?と疑う発言も今時ならばあっていい。

■消防法の違反と,最初の火災時に死者を出してしまったことは関わりがあり,その点においてドンキの罪は軽くないが,消防法の違反と,放火された事の関連性はまだ証明されていないのだから,これは別のことだ。
この番組ではここを理由無く短絡していたように思う。

■消防法に違反しているから放火されたのか?
うん,もしかしたらそうなのかもしれない。
しかし,そんな因果はどこにも証明されていない。番組でも言及しない。なのに,なぜ,そのことばかり言い立てる。

消防法に違反しているから放火されたというのであれば,その理由をまず述べなければならないし,世の中のドンキ以外の別の店舗での消防法の規定への遵守状態はどうなっているのか,それを調べ,伝えるべきだ。そういった店に警告を発するためにも。

■確かに,ドン・キホーテは,アウトサイダーだ。
新興勢力であり,今までになかったことをたくさんしてきた。既存業者のしていなかったこと。スキマをついてきた。同業者にも敵が多いだろう。深夜営業では,近隣住民の非難にあったり,決して歓迎されていない面もあった。
しかし,ここまで店舗数を伸ばし,売上げを伸ばしてきているのは,より多くの顧客に利用されているからに他ならない。「ドンキ」という愛称も,すでに定着している。いまや「ドンキ」に匹敵する店は無い。

ドンキを攻撃するのは簡単だ。しかし,今や利用者(世論)はドンキを応援したがっているのではないか?
私はそうだ。ドンキも襟を正すべき点があるが,それは放置しておいてもドンキに利することもないのだから,間も無く解決されるだろう。
それよりも問題は,放火魔だ。ひとごとではない。誰が放火を止めるかだ。その術を,報道してほしい。

■そんな中,ドンキの株価が下がっている。ドンキが狙われている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004/07/12

突然思い出す言葉。

■思い出せないということは,ありすぎるほどありますね。
最近観た映画やTVについて話しをすると,意図しないのに伏せ字だらけになってしまう。
逆に,唐突に思い出す言葉もある。
先日も仕事中に突然思い出したのは

「ゲマインシャフト」「ゲゼルシャフト」

学生の頃に,よく使っていた言葉,基本的な用語であったことは確かなのだけれど,思い出せない。

■それにしても今は便利。
インターネットに放り込んでやると,すぐに答えが見つかる。
ついでに識者の作ったページにもいきついて,関連の知識を得ることもできる。

そうそう「アクア説」ってのも(別のジャンルだけれど)あったよなー,っときりがない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)