2009/05/22

モチベーションの上がってるときは下がってるときに似ている。

■モチベーションの出方は大きく2種類あるように思う。

 よくテレビドラマや企画もの番組にあるような,「がんばって!」と応援されてやる気が出て頑張る,というのも確かにある。
 あるいは,誰かが何かの苦労をしているのをみて発奮する,という場面もたくさんある。

 けれど,それはなんだかきれい事の気がしてウソっぽい。
 それで行動に結びつき解決に向かうということはあまりない気がする。

■というより,それで解決してしまう場合にはもうほとんどその問題や課題は解決されていて,今一歩の行動力,思い切りだけが足りなかった場合にのみ,そういったわかりやすい励ましと,それによる発憤で物事が解決に向かうのではないか。

 営業回りとか,飛び込み営業とか,謝りに行くとか,恋の告白をするとか,プレゼンするとか,勉強を始めるとか,そんな風景。

 そうそう,物事が解決するのを目的とせず,何かの行動自体を目的としている場合,あるいは何かの行動で解決してしまう場合に限られる。

■しかし多くの場合,それで解決はしない。
 解決しないからこそ,それらの行動がためらわれているのだ。

 なにごともただすればいいというものではない。
 励まされて,して,解決するのであれば,人は万能だ。

■物事は「段取り八分」であるという言葉がある。「段取り八分,仕事二分。」
 何かをするためには,事前の何かが80%必要だということだ。
 逆に,事前の準備ができていれば,もう8割方その何かは完了しているということだ。

 となると,先に話した,応援されて解決されてしまう場合は,意識的にかあらかじめその人に備わっているのか知らんけど,もうほとんど成功した状態であったということだ。

 そんな都合の良い話は滅多にない。

 あぁ,そうか,「~は俺が世に出した」とかいう人が成功したら何人も出てくるのは,そのきっかけを与えたということか。

■もとい,

 ではどんなモチベーションの出方,上がり方が普通かというと,もっと暗くて,長いものではないか。

 そしてそれは外に向いた営業的な積極性ではなく,内に向いた物作り的な集中力。

 ひとり考えて考えて考えて,それでようやく導き出されてくるもの。

 ひとりで考えすぎて行き詰まり,誰かに聞いてもらって,自分の声で自分の考えを聞くことでまた気づき道をみつけ,更に考えて考えて考える。

 もちろん聞いてもらうことで有用な助言やヒントをもらえることもあるがそれはまれだと思う。
 手伝ってくれたりするのは更にまれだ。

■もとい,

 そのための集中力が,その状態がモチベーションというのではないか。

 長いトンネルを抜けてようやくまとまってきて,行動に移る。
 こうしてものを書き始めたり,どこかに交渉に行ったり。それら以前の取材や資料集めに行ったり。

 それで解決する仕事もあれば,その結果を持ち帰り更に考えて考えて考えて,というように何セットも繰り返す必要があるものもある。というかオトナになればそっちの方が多い。

■仕事をするために,ただ表に出て頑張ってくれば解決するような単純な課題はこの世の中にはないし,もしそれで解決するような課題しか知らないのであればそれはその人が子供であるか,ずいぶんと下っ端な部分のみ担当してきただけであって,そのための多くの部分は誰か他の人が,あるいは人たちが,考えて考えて考えて,長い時間というか年月を経て考え尽くした準備されたものをただ行っているに過ぎない。

 あの,ドラマによくある,カネが必要となると夜中に工事現場で肉体労働のアルバイトをするというそれ。
 わかりやすい努力。
 お金が誰かの元で働くことでもらえるものと思いこんでいればそれしか正解はないからシンプル。
 ある意味,羨ましい。

 結構複雑な仕事をこなしてる人にだってそれは当てはまる。
 社員として働き続けてきた人が独立起業した場合とかに明白になる様々。とか。

■だから,モチベーションの上がった状態は,外見からは,モチベーションの下がった状態に似ている。
 暗く落ち込んだ状態に似ている。

 外見上にモチベーションの上がった状態とは,実は集中できていないでばたばたしてる状態だったり。
 つまり明るく発散した状態。

 いま,ひとりの時間を積み重ねて,ようやくモチベーションがきゅきゅきゅうっと上がってきたことを感じている自分は思う。

 それは日々のすべてのサイクルで,ひとりで毎晩のように泳ぎに行っているのもまたその助走であったのか。
 自分が欲するスポーツが,コミュニケーション型や習い事型でないのは,そのためでもあったのかと思う。

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2005/03/25

@nifty:NEWS@nifty:ソフトバンク、フジ筆頭株主に=提携でライブドアに対抗-株式13%を5年間賃借(時事通信)

@nifty:NEWS@nifty:ソフトバンク、フジ筆頭株主に=提携でライブドアに対抗-株式13%を5年間賃借(時事通信)

■@niftyのニュースサイトには,各記事の下に「ココログにコメントを書く」というリンクがあり,前々から気になっていたのでそれをためしつつ。

■さてこの記事,つまり,ライブドアは×でソフトバンクなら○だということか。
 野球チームでは,ライブドアでは×で,楽天なら○だった。

■ライブドアが他の先行ITベンチャーに仕事を割り振っているかのようだ。
 これもまた「計画通り」ということなら面白いな,とか思いつつ。

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2005/01/05

新年のごあいさつと近況

明けましておめでとうございます。

■一部の方あての年賀ハガキにここのアドレスを記載しましたので,新年のごあいさつと近況を書くことにしました。

 自分はここの他にも(調査と比較のため)いくつかブログをつくっていまして,それらの使い分け,存続について,どのようにしていくか考えつついるところで,それについては,また機会のあるときに書きます。
 ここは本来,主には,タイトルにあるとおり,よく言えば社会学的な,一般的に言うと思いつきをちょっとだけ深く考えた小難しいことを書くスペースとして設立してありますので,このようなごあいさつや日記的な書き込みにはそぐわない場所ではありますが,この際,それは置いといて。

■近況として,仕事面では,年賀ハガキに書いた通りです。
 転職前は,3年くらいでやったるぞ,できるのでは?と(今ふりかえれば漠然と)思っていたことが,10年目にしてようやくそのとばくちが見えてきたかな,というていたらくです。

 原因のうち大きなもののひとつは,経営に携わるまでに5年も費やしてしまったこと。
 その間にDTP関連での交友を作り広げたり,旧友たちとスキーで親交を取り戻したり,自転車レースに出て圧倒的に仲間が増えたり,飲み仲間を増やして相手を見つけて結婚をしてみたり,は,ありましたが,経営的にはほぼ空白の5年間だったと思います。
 もうひつとは,経営,というものを甘く見ていたこと。
 言い換えれば,ここに来た自分に求められていたのは「経営」ではなくて,そこまで至る道「起業」や「創業」に近いものであったこと。

 まず,経営というのは,それ特有の知識が必要になるものだということがよくわかりました。なにかセオリーになるようなもの,指針になるようなもの,それがあるはずだってこと。
 次に,それらの知識が何なのか,網羅したものが簡単に手に入る場所には無く,そのつどに必要と思われる事柄を学ぶのに時間が費やされるということ。
 日本には経営を学ぶ場が無い。と言われますが,まったくそのとおりなのだなと実感しました。(大学の経営学部すら,経営の歴史や背景を学ぶもので,経営をすることを学ぶことに主体を置いてないらしい)

 今わかっていることは,必要とされるすべての実務の知識を幅広く得ること。それを総括するための知識を含めて。既に各々に熟練の部署や担当がいる場合には,そういった方々の指南を受けつつ「経営」をしていくことになるわけですが,それがないところでは,自分で生み出してかなきゃならない。誰も教えてくれない。
 そういった言わば標準的なものの上に,氾濫する経営者本にあるような,企業の目的意識や,経営や交流のノウハウや,経営者の資質などの個性的なものが乗っかってくるということ。
 もちろん,自分にできることできないことありますから,それがそれぞれ大きな制約としてあるわけです。(できない,無理ってわかれば,またそれで生き方もあるわけです)

 そんなこんなで,いまだ暗中模索のまっただ中ではありますが,今は視点が見つかれば,恐らくはある程度シンプルな仕掛けであるとはなんとなくわかってきた,つもりでいるので,いいかげん飽きてきたところに更に鞭打っていかなければと。
 違ってる?(笑) ご指南お待ちしております。敬具

■自転車は,おととしの盆休みに箱根のYHまで一泊二日(往復約250km)で走り,それがもう2年近くぶりの遠乗りで,直後,これからはできれば月に1度は,ちょっとした距離(50キロ超くらからかな)を走りたいな,走るぞ!と思ったのもつかの間,昨年のお盆休みを前にして,さて,走ろうか,前回はいつだったっけ?と自問すればそれが前年の盆休みしか思い当たらないというていたらく。(ていたらく重ね)
 行き先をあちこち思案し,前年ほどの体力はなかろうと,箱根行きから距離を同じくして箱根峠を抜いたようなコースの湯河原への道を選んだのでした。真鶴峠はあるけどね。またまたサイコーでした。
 それ以降,はや半年を経てしまいましたが,ほとんど走っておりません。うーむ。
 生活が変わるというのはこういうことなんでしょう。レースを走ってた7年前には,自転車を生涯のスポーツとして生活の中に取り込んでいきたいと思ってたのにね。今もその気持ちは変わってはいないんですが,いいかげん何かやりかたを変えるか,あきらめて別の方法にするかしなきゃいけないのかも。

■見るもの聞くもの
 映画をよく観るようになりました。試写会や招待券を当てて行くのがほとんどです。それと6月からですが,HD付DVDレコーダを購入したので,TV番組を観ることも増えました。帰宅後の深夜の息抜きに。30分で観られる番組やドキュメントなど。
 何をどのように観てるのか,そしてそこから何を得ているのか,書き出すときりがないので,それはまたテーマを設けてここか他に書きますので,もし興味をお持ちの方はまたここにきてみてください。

 お持ちの方,で,お餅と誤変換して,思い出しましたが,正月の過ごし方などについても長々と書いてみたいとも今思いましたが,それもまたの機会ということで。

■みなさまにとって,わたしにとっても,よい年でありますように。

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